0歳児ひよこ組

【テーマ：「音はどこから聞こえるのかな」】
ひよこ組はミルク缶、手作りペットボトルマラカス、チェーンなど音のでる遊びを使用して音遊びを楽しみました。

【活動内容・子どもの様子】
手よりも大きいミルク缶を抱え、手で底を触わり、チェーンをミルク缶に入れて遊んでいました。
友達がミルク缶をひっくり返し手で叩き始めると音が鳴ることを発見！底を太鼓を叩くように手で叩いたり、横にして叩いたり、繰り返し遊んでいました。
マラカスは「色々な音がするね」と保育者の言葉かけに顔を見つけ嬉しそうにマラカスを振っていました。

【活動からの気づき】
ミルク缶やチェーンなど音の出る楽器ではなく日常生活にあるもので活動を行いました。手で叩く強さによって音の変化や、チェーンや物を入れた時の高い音など子ども達は自分達で音を出して遊んでいました。マラカスを振れば音が鳴ることに繰り返し行っていました。
今回はチェーンを用意しましたが、日常にあるものをいくつか用意し様々な音を経験させていきたいです。

1歳児ばんび組

【テーマ：「身近な素材から出る音を感じよう」】
ばんび組は日常にあるミルク缶、緩衝材のプチプチ、チェーンのジャラジャラ　R1の空き容器、どんぐり、お米、鈴、段ボールに輪ゴム等、様々な素材の物を使用して音を楽しみました。

【活動内容・子どもの様子】
玩具がない小部屋を音のお部屋として、素材を用意し子ども達が自由に手に取れる環境を作りました。段ボールは引いて跳ね返る音や撫でて音がなるため、面白く繰り返していました。床や壁に固定されているプチプチは音よりも感触を楽しんでいました。
マラカスは振るだけではなく、転がすと中身が動き音と動を楽しんでいました
壁に固定したチェーンはあまり音が鳴らない為、興味は低く手に取る子どもは少なかったです。

【活動からの気づき】
日常の物からたくさんの音をみつけ、楽しそうに参加していました。日常の生活音が聞こえないように音の部屋を要したことで子ども達も、じっくり音を楽しむことができていました。友達の真似をして音を出したり、音が鳴ると保育者の顔を見つめ嬉しそうな表情をしたり、身体を上下に動かして嬉しさを体で表現していました。色々な音を感じてほしいと多くの素材を用意したので、今後は一つの素材をよりじっくり楽しめるように素材を選んで活動をすすめていきたいです。

2歳児うさぎ組

【テーマ：「木琴、鉄琴の音を感じよう」】
うさぎ組は、木琴、鉄琴を叩飽き音の違いや叩き方によっての音の違いを感じました。

【活動内容・子どもの様子】
・実際に木琴、鉄琴を叩く
どんな音がするのかな？と確かめるように叩いていましたが、叩く力によって音が変化することを知り、次第に叩く音が大きくなっていきました。
また木琴と鉄琴の音の違い、鍵盤の位置で低音、高音に気づきバチを滑らせて「きれいなおと」「おもしろーい」と言葉が聞かれました。
最後は歌を歌い自由に鍵盤をたたいて演奏会のように歌い楽しんでいました。

【活動からの気づき】
初めて振れる楽器のため、叩いていいのかな？始めは音が聞こえるか、そっと鍵盤をたたく子どもがいました。次第に叩く力の変化で音も変化することを知り、次第に気持ちが高ぶり力任せに鍵盤をたたく子どもも多くなりました。大人には大きな音と感じてしまう音も子どもにとっては普段味わえない音であり、個室でより響く大きな音に興奮し鍵盤を叩く力も強くなりました。音の綺麗さ、心地よさを感じつつも、自分の奏でる音よりも周りの音を感じることが難しく、働きかけや工夫をして引き続き活動をすすめていきたいです。

3歳児りす組

【テーマ：「身近な音を探してみよう」】
りす組は、音ってなんだろう？と部屋にある好きな音探しから、タンバリン、太鼓(パーランクー)、メロディベル、トライアングルなど楽器の音に触れる活動をしました。

【活動内容・子どもの様子】
・部屋から聞こえる自分の好きな音を探す
押し入れの扉を閉める音、カーテンの閉める音、壁をこする音など動作や物によって音の違いを見つける活動を行いました。
手で水道のシンクや部屋の壁をこすると音は聞こえないが、水を湿らせたティッシュでこするとどうなるのかな？と、色々な方法を試していました。
水に湿らせたティッシュでこすると「せんせいー、キュッキュって音が聞こえたよ」と教えてくれました。
太鼓(パーランクー)、タンバリンを並べドラムセットのように交互にたたき、「いろんな音が聞こえてたのしいー」「違う音がきこえるよ」と演奏していました。

【活動からの気づき】
活動を通してキッチンから聞こえる音や、乳児フロアから聞こえる子どもの声、道路を横切る車の音など、日常生活で聞こえる生活音に興味が高くなりました。楽器の音の心地よさを感じるだけではなく、お友達と一緒に楽器を鳴らすことの嬉しさや楽しさを感じつつ、友達の奏でた音に「いい音だね」と共感していました。また音探しでは「こうなるかも？」「こうするためにはどうしたらいいか？」等、予測を持って自分で考え行動する姿が多く見られました。

4歳児ひつじ組

【テーマ：「体で音を感じよう」】
ひつじ組は、体から聞こえる音探し、楽器から伝わる振動で体の変化を皆で感じる活動を行いました。
【活動内容・子どもの様子】
・聴診器を使用し体の音を感じる、音からの振動からの体の変化を話し合う
「音」ってどんな時に聞こえるのか？どんな音があるか？をクラスで話し合いました。友達の声、水が流れる音、玩具の片づける音などたくさんの音の発見がありました。その中から手がこすれる音、呼吸する息の音など体から音が聞こえることに気づき、体の中からも音があるのではと気づきました。

【活動からの気づき】
体から聞こえる音を友達に伝えていました。「聞いてほしい」と呼吸音や手を叩く音、叩く場所によっては音が異なり、「〇をたたくとどんな音になるのかな？」と期待をもって参加していた。聴診器を取り入れた活動からは、初めて聞く心音に驚き、身体の不思議さを感じていました。
太鼓やトライアングル、音から伝わる振動を「ピリピリするね」など自分の言葉で表現し、「あの音も聞いてみたい」と興味が広がっていきました。

5歳児ぞう組

【テーマ：「体について考えよう」】
ぞう組は、音についての話し合いから太鼓を取り入れた活動を行いました。
太鼓の音の振動が周りにどう伝わるのか？を実際に太鼓を叩き、物体の変化を感じました。

【活動内容・子どもの様子】
・「好きな音」「苦手な音」を小グループで話し合いました。好きな音は風の音「ヒュー」、包丁で物を切る音「トントントン」海の音「ザブーン」、苦手な音は、何か物を引っかく音「キーーー」等、たくさんの意見が聞かれました。海の音から水の音に関心を持ち水の音を探求しました。桶に水を入れてかき混ぜたり、水を流したり、水をためた桶の近くで太鼓を叩いたり、太鼓の叩く力によって水の変化を観察していました。

【活動からの気づき】
太鼓で水をためた桶の水が波打つ現象の発見や、リズムで太鼓を打つことの面白さを発見し、近づけたり、遠ざけたり、交代して太鼓を叩いていました。友達よりもいい音を出したいと友達を意識して太鼓を叩いていました。
また日常の生活で知らない音がたくさん隠れており、遊びながら音探しをする子ども達は生き生きと音探しを楽しみ、発見した音を皆で喜んでいました。また友達の好きな音、苦手な音を知ることができ、より友達への絆が深まりました。